
2011年10月25日、プロ野球は全日程を終了して
巨人(読売ジャイアンツ)の
長野久義選手が
打率3割1分6厘(3割1分5厘9毛)で
ライバルだった、2位阪神
マートンの3割1分1厘(3割1分8毛)に対して
約4厘差で首位打者を獲得しました
でも…今シーズンは統一球に変わり
多くのバッターが、打球の行方に苦しんで成績を残せませんでしたが
ほとんどのバッターが、ボールが飛ばない事から焦り
焦るから力み、引っ張りで余計に悪循環に…という内容でした
余談ですが、ここでも再三触れて来た
私の好きな、
ラミちゃんこと
アレックス・ラミレス選手でも
あれだけ長く日本でプレーして、しかも数字を残してるのに
同じ様に苦しみ、今シーズンは数字を残せませんでした
ところが
長野選手は、タイトルを取ったから言う訳じゃないですが
本来なら新人王を取った翌年ですから
通常なら2年目のジンクスに悩む様な年です
しかし、2年目のジンクスどころか首位打者に…
シーズン中に、東京ドームのライトスタンドでは
“長野に2年目のジンクスは関係無い”…そんな言葉を見ましたが
本当に、その通りでした
つまり、2年連続でのタイトル獲得な訳です(笑)
その
長野選手のバッティングですが
今シーズンを振り返ると、大振りせずにコンパクトに振り
センター中心のバッティング
特に、シーズン終盤には右方向への打球だ目立ってた様にも感じました
まるで2年目の
長野選手が、他の選手に
今年のボールは、こう打つんですよと教えた様なシーズンでした(笑)
ちなみに、巨人の首位打者という意味では2009年の
ラミちゃん以来2年振り
プロ入りの2年目選手の獲得…更に、右打者の獲得では
1959年の
長嶋茂雄終身名誉監督以来52年振りです
巨人軍、歴代首位打者一覧
選手名 | 回数 | 獲得年 |
川上哲治 | 3 | 1951、53、55 |
与那嶺要 | 3 | 1954、56、57 |
長嶋茂雄 | 6 | 1959、60、61、63、66、71 |
王貞治 | 5 | 1968、69、70、73、74 |
篠塚和典 | 2 | 1984、87 |
クロマティ | 1 | 1989 |
松井秀喜 | 1 | 2001 |
ラミレス | 1 | 2009 |
今シーズンの総合成績
打率 | 試合数 | 打席数 | 打数 | 安打 | 2塁打 | 3塁打 | 本塁打 | 得点 | 打点 |
31599 | 140 | 578 | 519 | 164 | 20 | 4 | 17 | 58 | 69 |
塁打数 | 得点圏 打率 | 三振 | 四球 | 死球 | 犠打 | 犠飛 | 盗塁 | 併殺打 | 出塁率 |
243 | 344 | 85 | 48 | 6 | 3 | 2 | 19 | 11 | 379 |
長打率 |
468 |
今シーズンの得点圏打率
打率 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点
| 三振 | 四球 | 死球 | 犠打 | 犠飛 |
344 | 125 | 43 | 4 | 53 | 16 | 21 | 1 | 1 | 2 |
尚、今シーズンの
長野選手が首位打者を取れるかに関しては
ライバル、阪神の
マートンの結果待ちでした
と言うのが残り試合がマートンの方が多かったからです
そして
マートンの最終戦、この日
マートンの結果は下記の様な変化でした
打撃内容 | 打数 | 安打数 | 打率(正式打率) | 首位打者 確定者名 |
4打数3安打 | 579 | 183 | 3割1分6厘(3割1分6厘) | マートン |
4打数2安打 | 579 | 182 | 3割1分4厘(3割1分4厘3毛) | 長野選手 |
3打数3安打 | 578 | 183 | 3割1分7厘(3割1分6厘6毛) | マートン |
3打数2安打 | 578 | 182 | 3割1分5厘(3割1分4厘8毛) | 長野選手 |
2打数2安打 | 577 | 182 | 3割1分5厘(3割1分5厘4毛) | 長野選手 |
5打数3安打 | 580 | 183 | 3割1分6厘(3割1分5厘5毛) | 長野選手 |
※長野選手の最終成績 3割1分6厘(3割1分5厘9毛)※
しかし私は最終戦前に
マートンは不利だなとは思ってました
その理由は下記の通りです
◆基本的に3安打以上
この日の
マートンは首位打者の条件が、4打席と考えてして3安打以上…
勿論、5打席来れば3安打でもダメでした
◆フォアボールもダメ
しかし打率を上げる為には通常ならフォアボールを選んでも良いんですが
この日は最終戦で、ヒットを打たなければ打率は上がらない…
◆外国人は結果が欲しいと初球から手を出す
特に外国人はヒット欲しさに初球からでも手が出る
そうすると、少々ボール臭くても手が出てしまう
◆最初の1~2打席が勝負
これは、プレッシャーが掛かるとは言え
最初の1~2打席でヒットが出ると余裕が出てるから
後の打席でも連打が出易い…
しかし、最初に凡退すると焦りから余裕が無くなり…と言う訳です
結局、この最終戦は
マートンが4打数ノーヒットだった為
勝利の女神が
長野選手に微笑んだ訳ですが
実は私の場合、
マートンの第1打席のショートゴロを見た時
長野選手に運を感じました
その理由は、チョット見難いと思いますが動画を御覧下さい…
あのショートゴロ、やや弱い打球でしたが
打った直後に一旦マウンドの傾斜に軽く当たりショート寄りに
角度が変わったんです
従って、あの打球が、もう少し強かったり
又はマウンドに当たらなかったら…
と言う事で
長野選手、首位打者取得おめでとう……イヤ…今シーズンの活躍を考えれば取得じゃ生温いな…
取るべくして取った感じも…
ならば…
長野選手、首位打者奪取おめでとう!(笑)プロ野球セ・リーグは25日、レギュラーシーズンの全日程が終わり、個人タイトルが決まった。打撃部門はプロ2年目の長野(巨人)が打率3割1分6厘で初の首位打者に輝いた。 |
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111025-00000165-jij-spo巨人長野久義外野手(27)が、打率3割1分6厘で首位打者を獲得した。長野は「まさか取れるとは思っていなかったのですごくうれしいですけど、チームが優勝できなかったのでうれしさ半分です」と語った。プロ2年目でのタイトル奪取の要因を聞かれ「よく分からないですけど…何なんですかね」と苦笑い。「特に数字には興味がないので、チームが勝つことを中心にしてきた結果だと思います」と説明した。 |
http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20111025-854706.htmlセントラル・リーグは25日、ヤクルト対広島戦(神宮)で全日程を終了し、長野選手が首位打者(3割1分6厘)に輝きました。 昨季の新人王で2年目の長野選手は今季、4番に座るなどチームに貢献。阪神のマートン選手と激しくタイトルを争っていた22日の横浜との最終戦では、代打逆転サヨナラ満塁弾を放つなど勝負強い打撃が光りました。球団としての同タイトル獲得は、2009年のラミレス選手以来2年ぶりで、球団の2年目の選手の獲得は、1959年の長嶋茂雄終身名誉監督以来52年ぶりとなります。 ◆首位打者の長野選手 「まさか獲れると思っていなかったので、すごくうれしいですが、チームが優勝できなかった分、うれしさは半分です。最後までタイトルを争ったマートン選手は同じ右打者として、とても勉強になる存在でしたし、タイトル争いは、自分にとってとてもいい経験になりました。さらに上を目指して頑張っていきたいと思います。最後まで応援してくださったファンの皆さんや、監督、コーチをはじめチームメイト、チームスッタフの方々に感謝します」 |
http://www.giants.jp/G/gnews/news_394959.html