快挙!2012年5月30日、巨人の杉内ノーヒットノーラン達成!!(全投球)

2012年5月30日、東京ドームのマウンドで
巨人の杉内俊哉が躍動した
9イニングで、打者28人、球数108球、得点0
ヒット0、四死球1、エラー0でノーヒットノーランを達成
2012年は4月6日に,広島の前田健太が横浜球場で達成して以来
約2ヶ月後の達成、巨人史上では11人目
プロ野球史上では75人目の快挙だった
…と言う事で、2012年5月30日の交流戦
対楽天戦の1回戦で、巨人の杉内俊哉投手が見事に
ノーヒットノーランを達成しました(笑)
尚、本来なら当ブログでも
杉内投手が、どれだけ凄いピッチングだったのかと
解説…と言うか感想を書く所です
でも…今回は必要無いでしょう…
と言うより、私の下手な感想を読むより実際の投球を御覧下さい(笑)
この日の杉内投手は序盤から危なげないピッチングでしたが
私がパーフェクトに気が付いたのは6回を投げ終えた時でした
でも…完全試合なんで、そう滅多に出る物じゃないし
7回位にヒットもでるだろう…そう思ってましたし
それ以上に、この日は楽天先発の
マー君こと田中将大投手も、巨人打線を0点に…
従って、現時点では杉内投手もパーフェクトだけど
巨人も0点に抑えられてるから
これは9回を終わっても両チームが0の可能性も考えられる…
そう感じてた為、この時迄は意識してませんでした
そんな私が意識したのは7回の裏
阿部選手がレフト前に運ぶと、そんなんじゃダメだと言わんばかりに
今度は高橋由伸選手が左中間スタントへ運んだ…
これで、いよいよ完全試合への御膳立てが出来た…
そう思ったんです(笑)
だた…この試合、残念だったのが
あと1人で完全試合(パーフェクトゲーム)達成だったのに
27人目にフォアボール…直前で完全試合を逃した事です
それを考えると、私が杉内投手の立場だったら
打たれても良いから、ど真ん中に投げたでしょうし
解説の堀内氏も、似た様な事を語ってます
でも…ここが杉内投手の凄い所なのかも知れません
「無責任に真ん中に投げるならフォアボールでも良いから際どい所へ…」
なるほど…
逆に言うと、その真ん中に投げなかったから
完全試合こそ逃したものの、ノーヒットノーランは達成した…
そういう事なのかも知れません(笑)
しかし私は、この日
主審にクレームを言いたいですね…
と言うのも、9回ツーアウトで
その27人目だった、代打中島に投じた
スリーツー(スリーボールツーストライク)からの6球目
恐らくストレートでしょう…際どいボールでした
しかし完全試合なんで、1人のピッチャーが
生涯に1回出来るか出来ないかなんですから
この位気を利かせても良かったんじゃ無いかと思いましたね
それか、このボールが際ど過ぎたなら
その前のワンツーから、4球目のアウトコースのストレート
こっちの方が、右手を挙げ易かっただろうと思うんですが…
だた…ひょっとしたら、その反省でしょうか?
次のバッター聖澤、でカウントツーツーから7球目
コースは正反対でしたが似た様なボールに右手を挙げたのが
お詫びだったのかも知れません(笑)
ちなみに、この試合での杉内投手は
打者28人に対して、球数108球でしたが
三振14、内野ゴロ8、内野フライ1、外野フライ 4
そして…残念ながら四死球として、フォアボールが1でした
その内容も、杉内投手の場合
毎試合の様にイニング数より三振の数の方が多い訳ですが
見逃しが6個、空振りが8でした
そして内野ゴロはセカンドが4回
ショートが2回のサードとピッチャーが1回
内野フライはセカンドのみで
外野フライはレフトが2回、センターとライトが1回でした
余談ですが、そう考えると
通常でもキャッチャーゴロは出難いですから出なくても当然なんですが
ファーストのボウカー選手のみが蚊帳の外(?)
…と言うのがボウカー選手は野手からの送球を受けますから
ボールには触ってますが、この試合では1人だけ打球に触ってない…(笑)
尚、東京ドームでのノーヒットノーランは
当時ホームとして使用してた日ハムのピッチャーが記録するか
巨人が敵ピッシャーに達成されるかで
巨人の投手が東京ドームで達成するのは、これが初めてです
それでは下記で、杉内投手の全成績を御覧下さい
チーム | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | 得点 | ヒット | エラー |
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 5 | 0 |
杉内、全打者内容 | |||||
イニング | バッター | 内容 | イニング | バッター | 内容 |
1回 | 聖澤 | セカンドゴロ | 2回 | ガルシア | 見逃し三振 |
〃 | 内村 | 見逃し三振 | 〃 | 中村 | 見逃し三振 |
〃 | 高須 | 空振り三振 | 〃 | テレーロ | セカンドゴロ |
3回 | 枡田 | 空振り三振 | 4回 | 聖澤 | ショートゴロ |
〃 | 小山 | 空振り三振 | 〃 | 内村 | サードゴロ |
〃 | 田中 | 空振り三振 | 〃 | 高須 | 空振り三振 |
5回 | ガルシア | ライトライナー | 6回 | 枡田 | 見逃し三振 |
〃 | 中村 | セカンドフライ | 〃 | 小山 | センターフライ |
〃 | テレーロ | ショートゴロ | 〃 | 田中 | 空振り三振 |
7回 | 聖澤 | レフトフライ | 8回 | ガルシア | レフトフライ |
〃 | 内村 | 空振り三振 | 〃 | 中村 | セカンドゴロ |
〃 | 高須 | セカンドゴロ | 〃 | テレーロ | 見逃し三振 |
9回 | 枡田 | ピッチャーゴロ | |||
〃 | 小山 | 空振り三振 | |||
〃 | 中島 | フォアボール | |||
〃 | 聖澤 | 見逃し三振 |
杉内、全投球内容 | ||||||
投球数 | 打者 | 三振 | 内野ゴロ | 内野フライ | 外野フライ | 四球 |
108 | 28 | 14 | 8 | 1 | 4 | 1 |
巨人、歴代のノーヒットノーラン達成者(オレンジは完全試合) | ||||
達成日 | 投手 | 得点 | 対戦相手 | 球場 |
1936年9月25日 | 沢村栄治 | 1-0 | 阪神 | 甲子園 |
1937年5月1日 | 沢村栄治 | 4-0 | 阪神 | 洲崎 |
1937年7月3日 | ヴィクトル・スタルヒン | 4-0 | イーグルス | 洲崎 |
1939年11月3日 | 中尾輝三 | 1-0 | セネタース | 後楽園 |
1940年7月6日 | 沢村栄治 | 4-0 | 名古屋 | 西宮 |
1941年7月16日 | 中尾輝三 | 3-0 | 名古屋 | 後楽園 |
1943年5月22日 | 藤本英雄 | 3-0 | 名古屋 | 後楽園 |
1950年6月28日 | 藤本英雄 | 4-0 | 西日本 | 青森市営野 |
1952年7月26日 | 大友工 | 17-0 | 松竹 | 大阪 |
1967年10月10日 | 堀内恒夫 | 11-0 | 広島 | 後楽園 |
1968年5月16日 | 城之内邦雄 | 16-0 | 大洋 | 後楽園 |
1970年5月18日 | 渡辺秀武 | 2-0 | 広島 | 後楽園 |
1976年4月18日 | 加藤初 | 5-0 | 広島 | 広島市民 |
1994年5月18日 | 槙原寛己 | 6-0 | 広島 | 福岡ドーム |
2012年5月30日 | 杉内俊哉 | 2-0 | 楽天 | 東京ドーム |
ノーヒッターの杉内、完全試合は「時間が戻るのであれば…」 |
巨人の杉内俊哉が30日の東北楽天戦でノーヒットノーランを達成した。今年4月6日に前田健太(広島)が達成して以来、プロ野球通算75人、86回目。 杉内は9回2死までパーフェクトに抑えていたが、代打・中島俊哉に四球を与え、完全試合を逃した。しかし、2死一塁から聖沢諒を打ち取った。完全試合を達成していれば、1994年の槙原寛己(巨人)以来だった。試合は巨人が2対0で勝利した。 ■9回の阿部の言葉は「忘れました。僕もテンパっていたので」 以下は杉内の会見コメント。 ――試合終了からしばらく経ったが、ノーヒットノーランを改めて振り返って? 「そうですね。徐々に、事の重大さに気づいたのかなというか、分かってきました。すごくうれしいです」 ――どのあたりから意識したか? 「もちろん初回からヒットを打たれていないなというものは分かっていましたし、回を追うに連れて、その意識は強くなっていった。(高橋)由伸さんの2ランで、まずチームが勝つことを前提にして、あとは自分のピッチングをしていこうという風には思っていました。できればいいなという感じでしたね」 ――完全試合まであと一人の時にマウンド上に阿部慎之助が来て話をしていたが? 「そうですね。あの時は阿部さんが来て……何て言ったかな……、忘れました。何か言ってましたね(笑)。僕もテンパっていたので……」 ――9回2死から中島に四球を許したが、あの場面を振り返ると? 「もちろん際どいところを狙っていこうというものはありましたし、ツースリーになった時点で真ん中に投げるっていうのは無責任だなと思ったので……。それだったらコースを狙って、フォアボールなら次のノーヒットノーランを狙うおうと、気持ちの切り替えはできてましたね」 ――四球を出した後の心境は? 「ノーヒットノーランが残っているかなという感じですね。ヒットを打たれても完封があると。そんなにはガチガチになることはなかったですね」 ――ノーヒットノーランは野球人生の中ではいつ以来? 「甲子園ではあるので、その後だと教育リーグだと思います」 ■「真っすぐとスライダーがすごく良かった」 ――史上75人目のノーヒットノーランとなったが? 「先月、マエケン(広島・前田健太)がノーヒットノーランをやって、すげぇなと思ってたんですけど、まさか自分がね。しかも、今日、あまり相性の良くない楽天からノーヒットノーランをできるとはまったく思ってなかったですし、ましてや相手が田中マー君(将大)だったんで……。今までの成績を見たら(直接対決で)1勝もしてないということだったので、何とかチームに勝ちがつくようなピッチングを、と思ってマウンドに上がった。こういう結果になってすごく信じられない感じですし、チームが勝ったことがすごくうれしいですね」 ――今日のピッチングの中で良かったという部分は? 「真っすぐとスライダーがすごく良かった。チェンジアップがあまり良くなかったので、左バッターには外のスライダー、外の真っすぐを主体に投げていた」 ――完全試合がなくなった後、マウンドに川口和久コーチが来たが、その時は何と言われたのか? 「そこは覚えてます(苦笑)。チームが勝つことをまず考えよう。切り替えようということでした。あれで間が空いたので、すうっと次のバッターに、しっかりと気持ちの部分でも勝負できたと思います」 |
■9回2死からの四球は「投げた瞬間低いなと思った」 ――四球となった内角低めへのボールを投げた瞬間は? 「投げた瞬間低いなと思った。やっぱり低かったですね」 ――完全試合を逃した悔しさというものは感じていますか? 「もちろん、できれば良かったですけど、勝つことの方が僕はすごく重要なので。ましてや田中マー君が相手で、こういう試合になって、9回にたとえヒットを打たれたとしても勝てば良しと思っていたので、そこで落胆というものはなかった。ショックを受けるようなこともなかった。 ――結果として四球となったことに関しての悔いは? 「時間が戻るのであれば、戻って投げたいですけどね(苦笑)」 ――あの場面はストレートで三振を取りにいった? 「駆け引きなんで、真っすぐで三振を取ろうという意地みたいなものはないですけど、バッターがチェンジアップを狙っているというものは感じていた。アウトコースに思い切って投げようとは思ってましたね。(サインには)首を振って真っすぐでいこうと」 ――力みはあったか? 「力みましたね。ツーワンからのボールはすごく良い所に行ったんですけど、ツーツーからのボールは力んだ」 ■「今年にかける意気込みは強いものがある」 ――高校時代のノーヒットノーランと比べて? 「うれしいですね、やっぱり。でも勝ったことがうれしいです」 ――阿部捕手からの言葉を覚えていないというのは、自身が興奮状態にあったということか? 「そうですね。あと一人と思ってましたから。ホント、何て言ってたかな(苦笑)。ファンの声援とかを聞いて、あと一人だなと。プレッシャーというか、みんな期待しているんだなというのは感じました」 ――移籍1年目でのノーヒットノーランに関しては? 「僕自身、今年にかける意気込みは強いものがありますし、ノーヒットノーランは出来過ぎなんですけど、1年間しっかりと怪我なくローテーションを守って、素晴らしい結果を残したいなという気持ちはすごくあります」 |
巨人・杉内がノーヒットノーラン! 9回2死で完全試合を逃す |
巨人の杉内俊哉が30日の東北楽天戦でノーヒットノーランを達成した。今年4月6日に前田健太(広島)が達成して以来、プロ野球通算75人、86回目。 杉内は9回2死までパーフェクトに抑えていたが、代打・中島俊哉に四球を与え、完全試合を逃した。しかし、2死一塁から聖沢諒を打ち取った。完全試合を達成していれば、1994年の槙原寛己(巨人)以来だった。試合は巨人が2対0で勝利した。 今季から巨人に移籍した杉内は3回までに7三振を奪う抜群の立ち上がりを見せると、キレのあるストレートと鋭い変化球を組み合わせて東北楽天打線を抑え込んだ。奪った三振は14。 東北楽天は故障から復帰した田中将大が力投したが、7回に高橋由伸に決勝2ランを浴びた。 |
杉内が無安打無得点試合で快勝! |
東北楽天ゴールデンイーグルスとの1回戦は、共に18番を背負うエース・杉内と田中の投げ合いとなった。六回まで両投手が無失点に抑える投手戦となったが、七回に高橋由が左中間に2ランを放ち、ジャイアンツが先制した。杉内は無安打無得点試合を達成し、快勝した。 杉内は初回を三者凡退に抑える最高の立ち上がりを見せた。 その裏、先頭の長野が右翼フェンス直撃の三塁打で先制のチャンスをつくる。しかし、後続が倒れ得点を奪うことができなかった。 杉内は、三回までに4者連続を含む7奪三振で、パーフェクトに封じ込んだ。 杉内を援護したい打線は四回裏、先頭の藤村が中堅前ヒットで出塁するが、坂本は右翼にファウルフライ。村田の空振り三振で走った藤村も盗塁失敗で好機を生かせない。 楽天・田中の前に五回まで2安打に抑え込まれ、投手戦が続く。 六回には、二死から長野がこの試合2本目のヒットを放つも、続く藤村が中堅フライに倒れた。 七回、阿部が左翼前ヒットを放ち、二死一塁とすると、続く高橋由が3球目を左中間スタンドに運び、待望の先制点を奪った。 八回までパーフェクトピッチングを続けてきた杉内は最終回、西村を投ゴロ、代打・銀次は空振り三振に切って取る。しかし、代打・中島を2ストライクまで追い込んだが、四球を与えて完全試合は逃してしまった。それでも続く聖沢を見逃し三振に仕留め、ノーヒットノーランを達成した。 |
G杉内が無安打無得点 九回2死まで「完全」 |
プロ野球・巨人の杉内俊哉投手(31)が30日、東京ドームで行われた交流戦・楽天1回戦で、無安打無得点試合(ノーヒット・ノーラン)を達成した。広島の前田健太投手が4月6日のDeNA戦(横浜)で達成して以来、今季2人目で、プロ野球通算75人目、86回目。セ・リーグでは通算36人目、39回目。巨人の投手としては、1994年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で完全試合を達成した槙原寛己以来。 杉内は九回2死までパーフェクトだったが、27人目の中島に四球を与えた。あと1人で18年ぶりの快挙を逃したものの、打者28人に対し、この1四球のみで、14三振を奪った。 杉内は鹿児島実業高時代に夏の甲子園で無安打無得点を記録しており、春夏の甲子園大会とプロ野球の両方で無安打無得点を達成したのは史上初。 ◇「最後のチャンス、狙った」 かつて藤田元司、堀内恒夫、桑田真澄各氏らがつけたエースナンバー「18」を受け継いだ巨人・杉内が大記録をやってのけた。昨季まで同じリーグだった楽天相手にノーヒット・ノーラン。「もうチャンスはないと思い、狙っていった。信じられない感じ。うれしいです」と笑った。 完全試合まであと1人の場面では「三振を狙っていた」。1球ごとに「スギウチ」コールがわき上がった。代打・中島にフルカウント。「真ん中に無責任に投げるより、コーナーを狙おう。ヒットを打たれるくらいなら四球でいいやと思った」。内を突いた直球が外れて四球となり、完全試合が消えた。しかし、次打者・聖沢を見逃し三振に仕留め、14個目の三振を奪うと、ガッツポーズ。「すごくいいリードをしてくれた」と感謝した阿部らチームメートとともに抱き合って喜んだ。 「真っすぐとスライダーが良かった」との言葉通り、ゆったりとしたフォームから繰り出した球のキレは立ち上がりから抜群だった。一回から二回にかけて4者連続三振。六回には早くも今季4度目の2桁奪三振を達成した。通算53度目の2桁奪三振をマークし、日本ハム時代のダルビッシュ(レンジャーズ)を抜いて歴代単独5位となった。 腰痛から復帰登板となった昨年の沢村賞投手・田中との投げ合いを制しての快挙達成。原監督は「緊張した9イニングだった。制球、キレ、スピード全てにおいて良かった」と最大級の賛辞を贈った。 |
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